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特集 ’21/01


ラベンダー精油は、日本では江戸時代後期にはすでに「ラーヘンデル(lavendel)油」として蘭学者に知られていました。

またイギリスではエリザベス一世の時代から王室で伝統的に薬材や調味料に重用されたほか、第一次世界大戦中には消毒薬の不足を補うためにイギリス各地にラベンダー畑の耕作が流行しました。

観賞用としても人気のラベンダーの芳香は、お花畑のなかに座るような甘く濃厚なパフュームではなく、薄紫色の花床が広がる風景を鼻腔で想い描くフレグランス。

食用や薬用だけでなく色彩と香りでもわたしたちを見守ってくれるお花として、ラベンダーは日々の暮らしのなかに古くから深くかかわっています。


代表的な薬効は、

    心に:
  • 神経の鎮静・リラックス効果
  • 導眠効果
  • 抗うつ効果

    身体に:
  • 消毒効果
  • 抗炎症作用
  • アンドロゲン(男性ホルモン)を抑え、エストロゲン(女性ホルモン)を助長

癒やしとストレスケアの、自然のツール

精油の利用例

コットンなどに精油を1・2滴落とし、落とした面を内側に折り精油が肌に触れないように鼻に近づけて香ります。

精油の香りを直接感じるので即効性があります。

また、それをハンカチに包み、バッグやポケットに入れてかんたんなサシェ(匂香)として。

希釈していない精油の原液がお肌につかないようご注意ください。

ラベンダーは香りのお守り。
癒やしとストレスケアのツールとして、ぜひご利用ください。

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